昭和生まれオタクの生活

昭和生まれのオタクが日々の暮らしについて書いていくブログです。

超執刀カドゥケウスの思い出

RTA in Japan Winter 2022にて、Wiiで発売されたドラマティック手術アクション「カドゥケウス NEW BLOOD」が採用され、本番で見事世界記録に迫るクリアタイムが出ました! 皆さんご覧になられたでしょうか?

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まだ見てない方はアーカイブがありますので、是非見ていただきたいです。走者の方の素晴らしいプレイ、実際の医療従事者の方による素晴らしい解説があわさって本当に面白いです。

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さて、私はこのカドゥケウスシリーズに非常に思い入れがあります。

ニンテンドーDSのハードを購入した際に、同時に購入したのがシリーズ第一作目である「超執刀カドゥケウス」でした。

 

 

当時「逆転裁判4」のためにニンテンドーDSを事前に購入することにしたものの、同時購入するゲームを決めていなかった私。そこで向かったのは某大型掲示板の「DSのソフトのオススメを決めるスレ」(うろ覚えの極み)でした。

そこで圧倒的評価を得ていたのがこの「超執刀カドゥケウス。当時非常にユニーク且つ斬新で、それゆえに扱いの難しかったDS特有の「タッチパネル」「タッチペン」「2画面」というプラットフォーム。それを当時最も活かしているのが「超執刀カドゥケウス」である、という評価でした。

私もDSの「タッチパネル」「タッチペン」「2画面」という点にゲーム機としての魅力をそれほど感じていなかったのですが「どうせならしっかりシステムに活かされているゲームがやりたい」と考え購入。しっかりプレイしてのめり込み、ストーリークリアまではこぎつけました。

二刀流で。

超執刀カドゥケウス」は圧倒的評価を得ていたものの、圧倒的難易度を誇り、数々のプレイヤーに絶望と腱鞘炎を味わわせていたゲームだったのです。そんな中でプレイヤー間で少しでもクリアが簡単になるように編み出されたのが「二刀流」。DSは本来利き手でタッチペンを持ってプレイすることが想定されていますが、「超執刀カドゥケウス」では片手で処置していては間に合わないシーンがたくさんあります。そこでもう一本タッチペンを用意し、片手で術具選択、片手で処置を行うというふうに同時作業を行い、処理を効率化させるのです。

超執刀カドゥケウス」は一作目から架空のトンデモ病原体が登場します。一作目では「ギルス」といい、全部で七種類。臓器に裂傷をリアルタイムで作りまくり、体中を動き回り増殖し、体内で弾幕シューティングゲームが繰り広げられる。パズルや爆弾解体までも乗り越え最終的には「病原体がこちらのメスを溶かしてくる」始末

対抗する医者側の武器は、★を描いて時間の流れを遅くしたりバイタルを回復したりバイタルの減少を停止させたりする超能力「超執刀」!

…もありますが、何より頼もしいのは、小さな裂傷は一瞬で塞ぎ、止血、折れた骨の固定、壊死した皮膚や腫瘍の軟化、動き回る病原体の進路の阻害、爆弾の冷却まで何でもこなす便利すぎる謎のゲル状物体「ヒールゼリー」!

これは上記「NEW BLOOD」でも、現時点での最新作「HOSPITAL. 6人の医師」までも変わらない、カドゥケウスシリーズ特有の魅力だと思います。

ヒールゼリーについて語ると長くなるんですが本当に便利すぎるんですよ…。

トンデモ展開を連発する超高難度の手術パート以外も、ストーリーでは毎作魅力的なキャラクターがアツいドラマを繰り広げてくれます。

私のお気に入りは「超執刀カドゥケウス」に登場する病理研究室長「新垣修也」。数ステージのみ限定で彼が助手に入ってくれるのですが、声がめちゃくちゃ格好いいし、それまで結構罵倒気味のセリフを吐いてきてくるのですが、手術成功すると「やるじゃないか」と言ってくれるんですよね。最高です。

DS版での声は当時の開発ディレクターである新納一哉さんが努めています。あの「Fate/EXTRA」や「世界樹の迷宮」「ドラゴンクエストビルダーズ」で有名な新納一哉です。

私は新納一哉に萌えていた…???????(事実…)

その後Wiiに移植されたり(カドゥケウスZ)、海外で人気だったので海外向けに続編が出たり(NEW BLOOD)、ついにDSで続編が出たり(カドゥケウス2)、難易度が緩和され外科以外の医療も追加された別タイトル作品(HOSPITAL.)が出たりしましたが、WiiとDSのみでその後は続編が制作されていません。

3DSでも遊びたかったし、今でもSwitchでできるんじゃないかな~と思っているので、頼むアトラス…作ってくれ…続編を…!!!