【ぷよクエ9周年】くろいシェゾの懐古ファンサービスがすごい!【わくぷよ】
ぷよクエくん、9周年おめでとうございます!
最近はすっかりマスターデュエル廃人になっていること、石の配布・ワイルドさん(60)の配布が厳しくなったこと、ガチャの天井が絶対厳しくなるだろう新システムの導入予告でモチベが低下しログボ勢になっていました。
4月19日の夜、とりあえずログインしとくかとぷよクエくんを開いて一瞬だけ出てきたお知らせ画面を私は見逃しませんでした。
なんかシェゾがいたような気がする…
ドッペルシェゾもとい時空の水晶さんだこれーーーーーー?!?!?!?
まさか新ガチャシステムの最初の犠牲者に自分がなろうとは思いもしませんでしたね…。
ドッペルシェゾ(時空の水晶)とは
ドッペルシェゾもとい時空の水晶は、1998年にセガサターンで発売されたゲーム「わくわくぷよぷよダンジョン」(通称:わくぷよ)のラスボスです。
見た目はバンダナと目の色が赤くて褐色肌のシェゾ。その正体は「時空の水晶」という名のすっごい魔法のアイテム。時空・空間を歪ませ、触れた者の魔導力を吸い取る、人格を持った水晶です。
ゲーム本編、シェゾ編オープニングでシェゾの魔導力を吸い取った時空の水晶は、その魔力を実体化させシェゾの姿かたち、シェゾの使う強力な魔法の数々を手に入れて暗躍します。
つまるところシェゾとは全くの別人なわけですが、同時に「もう一人のシェゾ」「(ゲーム開始時点前までの)かつてのシェゾ」ともゲーム本編中で語られるキャラクターです。
わくぷよはプレイヤーキャラクターをアルル・ルルー・シェゾの3人から選べますが、物語上での主人公はシェゾ単独であると言われる原因でもあります。
ちなみにわくぷよは奇しくもコンパイルの事実上倒産直後、セガにキャラクター版権が移ってから初めて発売されたゲームです。
また、セガぷよから連鎖ボイスに組み込まれている常連のアルルの「ヘヴンレイ」、シェゾの「スティンシェイド」「エクスプロージョン」はわくぷよが初出で、コンパイルぷよでは連鎖ボイスに採用されていない魔法です。
くろいシェゾ=ドッペルシェゾなのか?
容姿
くろいシェゾは通常シェゾと違い赤目で褐色肌です。
ぷよクエでは、コンパイル時代からの「そっくりさんキャラ」である「ドッペルゲンガーアルル」(「ぷよぷよ~ん」設定準拠)や「くろいキキーモラ」(ブラックキキーモラ)が既に実装されていおり、最近では「異邦シリーズ」と称して「ぷよクエオリジナルキャラの、平行世界のもう一人の自分」みたいなキャラが多く実装されていますが、この中でも肌の色が褐色になっているキャラはいません。
「もう一人の自分」をイメージしたキャラが多数いる中での褐色肌での実装は、もうこの時点でわくぷよを知っている人から見れば「ドッペルシェゾ(時空の水晶)」しか連想できません。
コンパイル時代の魔導物語でも、「ドッペルゲンガー」は複数作品に出ていても「赤目で褐色のシェゾ」はわくぷよ(とぷよぷよBOX)にしか存在しないのです。
前にプレイ感想を書いている魔導物語ARSにもドッペルゲンガーは出てきますが、わくぷよのドッペルシェゾ(時空の水晶)とは色が全然違う…というかシェゾと完全に見た目が同じです。
また、くろいシェゾはマントの裾の模様がわくぷよのシェゾの襟の模様によく似ています。マント逆に着たんか??みたいな気持ちにならなくもないですね。
とくもりとっくん後の立ち絵のエフェクト
これ初見では気づけなくて公開翌日の20日になってから気づいたのですが、とくもりとっくん後の立ち絵の足元のエフェクトが、わくぷよのアレイアードスペシャル発動時のエフェクトに酷似しています。
なんかかっこいいトゲトゲしたエフェクトのわりには似すぎていますね…。
アレイアードスペシャルは、わくぷよでドッペルシェゾ(時空の水晶)も使ってくる呪文です。というかドッペルシェゾはラスボス戦で開幕固定行動でアレイアードスペシャルを使ってくるので、わくぷよでドッペルシェゾと戦っていれば誰もが必ず見る呪文になります。
フルパワースキル発動時の立ち絵のエフェクト
24日の生放送で公開されたフルパワースキル発動時のイラストで、体のまわりに浮いている剣のエフェクト。どう見てもわくぷよのアレイアードのエフェクトです。
アレイアードというのはシェゾの代名詞の魔法なのですか、その演出やエフェクトはゲームによって一切統一されておらず(苦笑)様々なのですが、前述のアレイアードスペシャルも同様に、「赤系の剣っぽいエフェクト」で表現されているのは私が知る限りわくぷよだけです。
この時点で容姿・とくもりとっくん後の立ち絵含めて完全にわくぷよを意識していると確信しました。偶然でこんなに一致することないですよ。
スキル発動時の演出
実装されて無事天井でくろいシェゾを手に入れてスキル発動してみると、豪華なことに専用演出が挟み込まれます。今まで外部コラボカードにはしばしば挟み込まれていたのですが、ぷよクエ側のキャラに演出がつくのは初めてではないでしょうか。
どう見ても水晶だこれ~~~~!!!
厳密には時空の水晶とはデザインが異なります。しかしわざわざエフェクトに水晶をぶちこんできたということは、どう考えても開発側は「時空の水晶のこと、わくぷよのこと、知ってますよ」と我々にアピールしてきているということです。
こんな大量のファンサービスをされて、わくぷよ好きが喜ばないわけがないじゃないですか。
感謝と懇願
これらのわくぷよを明らかに意識した演出の数々は、その元ネタを理解できる素養が同時に試されます。
アレイアードは(わくぷよでは)デフォ取得呪文なのでともかく、アレイアードスペシャルは終盤にならないと覚えられず、圧倒的MP消費の多さから、演出を今でも覚えているような奴はアルティメットタワーの道中フロア開幕アレイアードスペシャルをぶちかますくらいにやり込んだ人くらいでしょう。
なのでくろいシェゾは私のような懐古厨のわくぷよ好きに向けて作られたカードであることは間違いありません。(断言)
己がこの商売のターゲットになっているのだという喜びを噛みしめることができました。本当にありがとうセガ。天井に一切の後悔はない。(なおよく「天井9万」と言われていますが、私は9万かける気持ちで挑んで9万も課金することなく天井に達したので、「石を0から最高値で買った場合の天井が9万」です)
なおわくぷよ未プレイのシェゾ好きの方は、天井する金でまずセガサターンorプレイステーションとわくぷよのソフトを入手してアルティメットタワーの100階まで登ったあとでくろいシェゾを引くかどうか決めたほうがいいと思います。
わくぷよは1998年4月発売のゲームです。今ぷよクエを遊んでいる人でも生まれていない人も多いのではないでしょうか。
奇しくもくろいシェゾが実装されたのは2022年4月。わくぷよ(SS版)発売からちょうど「24周年」。ぷよぷよ(というかセガぷよ)にとって重要な「24」の数字の年に実装されたこのカードは、実質わくぷよコラボみたいなものなのでしょう。
なのでこのせっかく詰め込まれたたくさんのファンサービスの元ネタをもっとたくさんの人に知ってもらうためにも、わくぷよのアーカイブ配信をお願いします!!セガに頼めば良いのかD4に頼めばいいのかすらわからん!!!!けど本当にお願いします!!!