昭和生まれオタクの生活

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【ぷよクエ10.5周年】双剣の魔導師シェゾも懐古ファンサービスがすごい!

10周年も続いているぷよクエくんでもハーフアニバーサリーをやるのか…と昨今のソシャゲ事情を憂いつつ、今回も課金して引いてきました★7排出キャラ。

双剣の魔導師シェゾ

待望のシェゾ(本人)初のフルパワーです!!

毎度毎度アンケートに書き続けたかいがあったぜ…。

シェゾのフルパワーは他に蒸気シェゾ、くろいシェゾがあるだろと言われていますが、蒸気はぷよクエ作中でも触れられている通り「別の世界のキャラクター」です。また、くろいシェゾもコンビネーション「初代」がついていないことから分かる通り、シェゾ本人ではありません。アルルでいうドッペルゲンガーアルルみたいなものです。(詳細は以下の記事を見てね)

hitotonoya.hatenablog.com

本当にシェゾ本人のフルパワーもクロスアビリティも実装されていない、フェスですらクールなシェゾとしんげつのシェゾの2枚だけ…と非常に悲しい思いをしていたので、今回の本人フルパワーのコスト68実装は心から喜んでいます。マジでシェゾばっかりとかシェゾ優遇とか言われてるのおかしいからね?!?!ドッペルアルルがフルパワーで出たんだからアルルのフルパワーは出なくていいとか言ってるのと同じだからね?!?!

 

9周年のくろいシェゾ、10周年の冒険の魔導師アルルと★7排出コスト68カードではかなりの懐古ファンサービスが繰り広げられていましたが、今回の双剣の魔導師シェゾは「なんか見たことのない(微妙にダサい)コスチューム」「なんか知らんデザインの剣を2本持ってる」とかいう新要素しかなく、リリース前は界隈でも相当困惑が見受けられました。しかし実装時のイベントストーリーは懐古ファンも大満足のファンサービスがもりだくさんとなっており、私もたいへん楽しませて頂けました。

今回は「双剣の魔導師シェゾ」に込められた懐古ファンサービス要素を解説していきます。

闇の剣が喋った(喋ってない)

ストーリーにおいて、シェゾがいつも持っている剣である「闇の剣」が喋りました。
正確には「………」なので喋ってないのですが、フキダシがついた=実質喋ったということでしょう。

シャベッタアアアア

闇の剣がゲーム中で喋るのは、闇の剣が初めて喋った「魔導物語A・R・S」以来です。角川魔導、真魔導など商業二次小説では喋っている闇の剣ですが、ゲーム作品では魔導物語A・R・S以外で喋っていないはずです。それが今回ぷよクエで喋ったのは歴史的偉業でしょう。(そこまで??)

ぷよクエで以前「闇の王様シェゾ」が実装されたイベントでは喋る王冠「闇の王冠」が登場していました。ストーリーでこの王冠は魔力を失ったのか、喋れなくなってしまったのですがこの際のセリフは「(しーん)」とカッコ書きがついています。ぷよクエでは喋らないアイテムのセリフ(フレーバーテキスト)は基本的に()書きになっているので、闇の剣のセリフがたとえ「………」だろうと()がついていなかったということは、「喋っている」という意図でこのストーリーが制作されたのだろうということが読み取れます。

闇の王様シェゾ実装時ストーリーの1コマ

導入がわくぷよすぎる

シェゾが双剣の片方「崩剣」を手に入れるまでのストーリーは、記念生放送の生漫才デモと、作中ストーリーで解説されていますが、その導入が「わくわくぷよぷよダンジョン」のシェゾ編オープニングと酷似しています。

わくぷよのオープニングで、シェゾは強大な力を持つ「時空の水晶」を手に入れるためにダンジョンに潜り、ついにその水晶を手に入れた…と思いきや、時空の水晶に自身の魔導力のほとんどを吸収されてしまいます。その後、「すっごい魔法のアイテムが手に入る」という遊園地(というかダンジョン)のチラシを手に入れ、失った力を取り戻すべく「わくわくぷよぷよランド」に足を踏み入れる…という導入になっています。

双剣の魔導師シェゾが実装された際の生漫才デモで「ダンジョンに誘い出された」こと、その最奥に待っていたのは「訪れた者の力を吸収することを狙う意志を持つアイテム」ということが、わくぷよと共通しています。

懐古ファンならめちゃくちゃ既視感のあるシーン

生漫才デモの時点でわくぷよを思い出して「くろいシェゾでも出るのか…?!」と思った人も少なくないのではないでしょうか?(くろいシェゾ出ませんでしたが…)

魔導物語A・R・Sや商業二次要素も

他にも「ダンジョンの中でシェゾが剣を見つけたらその剣がしゃべりだした」というのは魔導物語A・R・Sで闇の剣を入手するイベントと同じシチュエーションです。

hitotonoya.hatenablog.com

崩剣の軽いノリや、シェゾを誘って自分を手に取らせる話し方は魔神ぐり子のコミカライズ版「わくわくぷよぷよダンジョン」の時空の水晶とよく似ています。

ddnavi.com

また、シェゾとルルーが勝負し、ルルーがシェゾの様子に違和感を覚える、「本当のシェゾなのか?」という疑問を投げかけられる、というエピソードは角川文庫の「新★魔導物語3 シェゾと悪の華」という商業小説で類似した話が存在します。

www.kadokawa.co.jp

角川魔導シリーズは現在の「意思を持ち喋る剣」としての「闇の剣」のパブリックイメージを作り上げた作品で、魔導物語A・R・SのS編を下敷きにしている該当巻は闇の剣が初めて喋り、且つどの作品よりも多くのセリフがあるエピソードになっています。

元ネタとして挙げたわくぷよ、漫画版わくぷよ、新魔導3、ARS(S編)はどれも「シェゾが主人公である」という共通点があります。

きっとこのあたりを意識してストーリーや設定を組んでくれたんでしょう。一通り調べてくれたセガに感謝しつつ、またフルパワーやクロスアビリティやフェスのシェゾのカードが増えてくれることを願っていきたいと思います。…人気に対してやっぱカード数少なすぎるって!!!

 

あとコスチューム、やっぱちょっと微妙にダサいけどよ~んレベルの軽装備で珍しいのでそのへんはとても良いと思います。やはりよ~ん服のシェゾの実装が必要…初代でよ~ん服実装されてないのシェゾだけなんだよなあ!!!