ぷよクエくん10周年おめでとうございます!
今回出てきた「冒険の魔導師アルル」ですが、生放送で細山田Pが「初代オマージュで作った」などと意味不明なことを言っていましたが、イラストの元ネタを考察して「本当に初代オマージュなのか?」ということを検証していきます。
★7イラストの元ネタ
冒険の魔導師アルルの★7イラストの元ネタは間違いなく「ぷよぷよ~ん」のアルルの立ち絵です。
※この記事内の「ぷよぷよ~ん」のイラストは「ぷよぷよ アートワークコレクション」から引用しています。コンパイル時代のイラストもたくさん載ってるんですがなんか解像度が低くていろんな意味で不安になります…。
そもそもコスチュームが完全に「ぷよぷよ~ん」のアルルなので、これで「ぷよぷよ~んではないです」は絶対無理があるよ…って感じすぎますね。
フルパワースキル発動時にはスケルトンT、マミー、ナスグレイブのSDキャラが出てきます。「めくるめくアリィ」や「あんどうりんご」と同じ系統の演出ですね。
このキャラ選、生放送では「初代ぷよぷよのキャラ」とか言われてましたが、このメンツで真っ先に思い出されるのは初代ぷよぷよよりもたちばな真未の「とっても!ぷよぷよ」です。
ていうかフルパワーの絵ととっぷよ1巻表紙のスケルトンT、マミー、ナスグレイブのポーズ同じですね(笑)。
「とっても!ぷよぷよ」は昔小学館の学年別学習雑誌(「小学一年生」「小学二年生」」「小学三年生」「小学四年生」)に連載されていたアルルを主人公としたぷよぷよのマンガで、作中ではスケルトンT、マミー、ナスグレイブはサタンの子分の3人組としてレギュラーキャラクターでした。(ルルーやシェゾよりも正直出番多いのでは?)
初代のNOT人型キャラの中でもこの3人をわざわざチョイスするのはこの作品を意識しているとしか思えません。
「とっても!ぷよぷよ」では「ばよえ~ん」がおじゃまぷよ・ぷよぷよを大量に召喚し敵を押しつぶすという攻撃呪文扱いになっています。元々の「魔導物語」では、「ばよえ~ん」は「敵を感動させて行動不能状態にする」という状態異常付与技なのですが、この作品での扱いの影響を受けて、SS版魔導物語等では攻撃呪文になっています。今回の「冒険の魔導師アルル」のスキルの演出(魔法陣からぷよぷよが現れる)もこれをイメージしているように見えます。
とくもりチェンジイラストの元ネタ
とくもりチェンジのイラストも、「ぷよぷよ~ん」のスキル発動時のポーズが元ネタでしょう。
フルパワー時に頭にカーバンクルをのせているので、もしかしたらドリームキャスト版のパッケージ絵のほうかもしれません。
フルパワースキル発動時は、出現するSDキャラがルルーとシェゾになります。よりによって二人とも「ぷよぷよ~ん」のコスチュームです。
これでどうして「ぷよぷよ~ん」ではないとか言うのか…?!?!
よ~んコスのルルーは「しゅんげきのルルー」としてぷよクエにも実装済みですが、よ~んコスのシェゾはぷよクエには未実装なので今後実装されることに期待ですね。
ARSに異様にこだわるセガの謎
さて、ここまで「ぷよぷよ~ん」が元ネタであると主張してきましたが、「ぷよぷよ~ん」はストーリーモードでアルルに同行する仲間が複数人います。ドラコケンタウロス、セリリ、ウィッチ、チコの4人なのですが……なんで同行する仲間キャラでもないルルーとシェゾが出てくるんでしょうね?(本気で疑問)
「ぷよぷよ~ん」、ルルーはともかくシェゾは本気でストーリーの本筋に一切関係なくなんかチコの家に泥棒に入ったらアルルにコテンパンにやられるという程度の扱いです。
「ぷよぷよ~ん」が元ネタであるなら、アルルの仲間ヅラしてルルーとシェゾが出てくるのは正直おかしいですし、フルパワー前に出てくるマミーとナスグレイブはそもそも「ぷよぷよ~ん」に出てきません。
公式生放送では「初代ARSが…」とか言われていましたが、そもそも「ARS」すなわち「アルルとルルーとシェゾ」がコンパイル時代のぷよぷよ・魔導物語で3人メイン!として張った作品はタイトルを冠する「魔導物語ARS」と「わくわくぷよぷよダンジョン」の2作品だけです。(SS魔導は開発初期なんかはこの3人をメインに宣伝されていましたが、実際に世に出た作品は「アルルとルルー」であり、シェゾはメインではありません)
セガぷよはその後も作品のメインキャラ3人のネーミングを「ARS」にすることにこだわりを見せていますし、今回も「初代ARS」とアッピールしていますが、どうしてここまでARSにこだわるのか、シェゾファンの私でも首を傾げます。
セガがなぜここまでARSにこだわるのか…こだわるのなら何故アルルとウィッチばかりフルパワーを増やしてルルーとシェゾに新カードをよこさないのか…シェゾに至ってはよ~んコスすら実装しないのか…謎が解ける日は果たして来るのでしょうか。