【遊戯王マスターデュエル】オルフェゴールで2022年3月シーズン・プラチナTier1
前回の記事で書いたとおりニンギルスニーサンのファンデッキとして【オルフェゴール】を組んだのですが、プラチナ1行けました。最高11連勝(全部プラチナ帯)でむしろシャークデッキよりスムーズに上がれて複雑です。
世間では幻影騎士団やスクラップを混ぜて先攻制圧する型が圧倒的に多いのですが、私の使ったタイプは幻影騎士団なし、スクラップ要素もリサイクラー以外なしの先攻制圧しないでじっくり粘り強く戦うデッキです。
【オルフェゴール】は過去に環境をとったこともあるデッキなので使用歴1ヶ月未満の私が語ることなんて正直何もないんですが、採用理由等を備忘録的に書いておこうと思います。
マスターデュエル環境でのオルフェゴール
先攻制圧しない型のため、相手に渡す盤面がオルフェゴールミリしらだとさっぱり意味がわからん状態になり、必然的にわからん殺しができます。
過去環境トップをとったこともあるデッキとはいえマスターデュエルではリリース開始時から私が当たったのは1回のみ、という使用率の低さ。
相手はどこがマストカウンターか分からず、こっちは悠々と相手のカードを毎ターン(※本当に毎ターン。相手ターン含む)除去してアドバンテージ差を広げていくデッキです。
【オルフェゴール】はインチキフィールド魔法《オルフェゴール・バベル》によって相手ターン中もさも自分ターンのように動くことができるのが何よりの特徴です。
かなり好き勝手できますが相手ターン中の持ち時間が一瞬で溶けるので気をつけましょう。
メインデッキ
《オルフェゴール・ディヴェル》《宵星の騎士ギルス》
制限カードの必須枠。紙のOCGでディヴェル準制限おめでとう!!
ディヴェル効果でギルス特殊召喚、もしくはギルス効果でディヴェル墓地が基本かなと。ギルスはディヴェルをはじめ墓地肥やしの筆頭ですが、条件を満たせばギルス単体でハリファイバーになれるというのが非常に便利です。
《オルフェゴール・カノーネ》
★1チューナーという恵まれたカードですが、手札に来るといらねええええってなる場合が非常に多いので当然1枚。ハリファイバーからオルフェゴールリンクモンスターを出すことができます。
《オルフェゴール・スケルツォン》
2枚あると精神に余裕が生まれるので2枚採用していますが、手札に来たときはカノーネの次くらいにキレるので1枚採用なのも頷ける、そんなカード。相手ターンに墓地にある状態にしておくことで、オルフェゴールらしい強力な動きができます。
《オルフェゴール・トロイメア》
純オルフェゴールを目指しているので3枚。手札コストとして非常に優秀。★7なので★1チューナーとあわせてサベージを出せます。
地味に打点上げ効果が便利でバベル発動中ならコンバットトリックでわからん殺しができます。
ニーサンの怨敵なので、手札デッキ墓地除外とあらゆる場所を往復させて過労死させてやりましょう。
《星遺物-『星杖』》
除外されたオルフェゴールの中から墓地に戻したいやつを選んで特殊召喚できるカードです。星杖はバベル効果適用範囲外なので注意。
ディンギルスの持つ槍はデザインを見るにどうやらこの星杖が元になってるようですね。
《ジェット・シンクロン》
通常召喚しても強すぎる謎の★1チューナー。
《リンクリボー》で即墓地に行き、手札のオルフェゴールを墓地に送りながらハリファイバーを出せて更に自身は除外されるのでオルフェゴールリンクのコストになれるとかいう実質オルフェゴールすぎるカード。うららも喰らわないので体感《スクラップ・リサイクラー》を通常召喚するより強い。3枚入れてもいいと思うんですがパックから引けなかった(…)ので2枚です。
《終末の騎士》《ダーク・グレファー》《スクラップ・リサイクラー》
オルフェゴール墓地落とし三銃士を連れてきたよ!
《ダーク・グレファー》は手札のオルフェゴールを最大2枚も捨てられるのが強く、《スクラップ・リサイクラー》は《ジェット・シンクロン》を落とせるのが強いです。手札によって《増援》のサーチ先を変えていきます。
《灰流うらら》《増殖するG》
オルフェゴールミリしらの相手は《墓穴の指名者》をこいつらに撃ってくれるので非常にありがたい囮。
《オルフェゴール・バベル》
圧倒的インチキ効果のフィールド魔法であり、わからん殺しの元凶であるニーサンが一人でたった数年で作り上げた宇宙まで届く塔。
「相手ターンでも発動できる効果になる」と書いてありますが、実際は自分のオルフェゴールが全部スペルスピード2になります。なので自分ターン相手ターン問わずロンギルスの効果にチェーンしてガラテアの効果を発動、なんてことができるようになります。この状況だと除外されている機械が2枚しかなくても両方の効果を発動・解決することができます。インチキか??
このカードを開いている状態で相手ターンにひたすら墓地とフィールドのオルフェゴールの効果を発動しまくり、相手の場を翻弄していくのがこのデッキの基本戦術です。
除去されても墓地に送られたくらいなら②の効果ですぐにまた生やせます。手札を墓地に送れるのも強すぎる。
相手に《拮抗勝負》されてもバベルさえ残せばどうにかなるシーンしかなかった。
実際プラチナ1到達までバベルに対してクリティカルな除去を食らったのはオルフェゴールミラーの際の1戦くらいでした。
こんな重要カードなのに《オルフェゴール・ガラテア》(制限カード)の効果でサーチできるので1枚しか入れなくても機能するのが恐ろしいですね。【ヴァレット】だと《リボルブート・セクター》も《ストライカー・ドラゴン》も3積みしてるんですが…??
《オルフェゴール・プライム》
イラストだけは知ってる人も多そうなカード。手札・場の余ったオルフェゴールを墓地に送れるというだけで強いのでその後のドローにうららされても別に痛くも痒くもないというインチキカードです。ガラテアでのサーチ優先度は低めなのでとりあえず2枚。2枚でも多いなとちょっと感じるけど余ったらなんかのコストで捨てればいいし…みたいに2:2の手札交換カードなのに雑に扱えます。
《オルフェゴール・クリマクス》
テーマ専用万能カウンター罠。オルフェゴールリンクモンスターがいないと発動できないのでクリマクスがあるときは意識してガラテアかロンギルスがフィールドにいるようにします。破壊もしないで直接除外できるのが強い。墓地からも除外できるのでエルドリッチの墓地効果に発動すればそのまま除外できます。
更に墓地効果でサーチもついており、除去されても墓地効果が使えるので伏せ得。1枚が主流ですが、私の構築・プレイングがオルフェゴール重視なのと、素引きしたときに強いと思っているので2枚入れています。正直3枚目もほしい。引けなかった。(2枚とも生成とかいう偏り…)
あと絵がめちゃくちゃ良いので発動したときに気持ちよくなれます。
《閃刀起動-エンゲージ》《閃刀機-ホーネットビット》《閃刀機-ウィドウアンカー》
最強うららチェッカーことエンゲージ。貧乏性なのでサーチ先にウィドウアンカーを足してますが、役に立ったシーンもめちゃくちゃあります。【蠱惑魔】と当たることが多かったので《無限泡影》より強かったかも。
ホーネットビットからのカガリで《ユニオン・キャリアー》を出して強引にディヴェルを持ってくることができます。(が、《ユニオン・キャリアー》入れたのはプラチナ2まで上がってからなので、ただリンク数を稼ぐだけでも強いんですよね)
《増援》
うららチェッカー。
《おろかな埋葬》
強いに決まってる。(プラチナ2までは無しで戦ってたのでなくても戦えます)
エクストラデッキ
《オルフェゴール・ガラテア》
オルフェゴール魔法罠をデッキから直接フィールドにセットするカード。うららに妨害されません。これでバベルを安定して初手から建てていけます。バベルがあれば相手ターンにも効果が発動できるので、ターンがまたげばクリマクスやプライムもデッキから引っ張ってこれてどんどんアドが稼げます。クリマクスのためにも手札が良ければマスカレーナと一緒に立てた状態で相手ターンに回したい。
このカードをリンク召喚しないと始まらないところがあるので、1枚でも回るけど準制限にしてほしい。
《オルフェゴール・ロンギルス》
このデッキの主役です。わからん殺し、カード自動配置殺しができます。
ロンギルスを出すと必然的にディンギルスも出るので相手のカードを2枚除去することができます。しかもこのロンギルスとディンギルスに共通する除去が「対象をとらず」「破壊しない墓地送り」。相手モンスターのほとんどの耐性をスルーして雑に処理できます。
ちなみに「リンク状態」は裏守備モンスターにも適用されるようです。最初びっくりしました。
2枚採用の理由はそもそもこのカードを使うために組んだデッキ(ニンギルスのファンデッキ)であることと、マスカレーナから相手ターンに出せるので相手ターンでの妨害にも使いやすくなるというのが挙げられます。
リンク3なので《アクセスコード・トーカー》に繋げても強いし《ヴァレルロード・S・ドラゴン》に装備しても強い、見た目以上に柔軟に使えるカードです。
《宵星の機神ディンギルス》
ニーサンは自分の名前を巨大ロボにつけるタイプの男ということがわかるインチキ召喚条件エクシーズ。
このカードを相手ターンに蘇生することで盤面を荒らすのがオルフェゴールの基本戦術です。場のあらゆるカードへの破壊に耐性をつけることもできますが、場においておくよりも墓地にいてもらうほうが強い。
①の選択効果で墓地に戻したいオルフェゴールを素材に→本人をリンク素材にして全部墓地にという動きはオルフェゴールミリしらには到底理解できないでしょう。私も「どうして??????」と思ってました。
《トロイメア・フェニックス》《トロイメア・ユニコーン》
手札を捨てられるのが強い。
ユニコーンはマスカレーナから出す先の定番なので、手札があるときはロンギルスと使い分けます。
《リンクリボー》
《オルフェゴール・カノーネ》《ジェット・シンクロン》を即墓地に送れる神カード。閃刀姫トークンを効果モンスターとして変換することもできて強い。
《I:Pマスカレーナ》
先攻展開したあと何故か最終盤面に一人で立っている女。
このカードのお陰でオルフェゴールはまさに「相手ターンで自分ターンを始めている」ような錯覚を得ることができます。
相手ターンで墓地からディンギルス蘇生→蘇生したディンギルスとマスカレーナでロンギルスまたはユニコーンをリンク召喚し、相手フィールドをボロボロにすることができます。
途中まで入れてたけど抜いたカード
《ライトニング・ストーム》《無限泡影》
どっちも後攻1ターン目には強いんですが、基本的に常にバベルが建っているため逆に言うと後攻の0、1ターン目にしか使えないので抜きました。ライストは変わりに手札を墓地に送れるのが強いツイツイに。
《オルフェゴール・オーケストリオン》
《ユニオン・キャリアー》を入れる枠のため、《双穹の騎士アストラム》と秤にかけて泣く泣く抜きました。3000打点なのでスキドレされたときに強いですが、効果発動のコストが重いのが難点。
入れ替えたほうがいいかもな候補
《ドロール&ロックバード》
刺さるデッキと刺さらないデッキがあるので見極めが難しいし、対ドライトロンとかLLで引けなかったので入れたけど正直強さが分かってないカード。ヴェーラーとか好みの汎用を入れればいいと思います。
ちなみにオルフェゴールには全然刺さらないので、投げられても悠然と展開を続行することができて超気持ちいいです。
《双穹の騎士アストラム》
当デッキのアイドルカード。ニンギルスが暴れる様をアウラムくんに見せつけてやりたいという性能一切無関係のストーリー設定所以の理由だけで入れてます。入れてるほうがおかしいので別のカードにしましょう。いや強いし出るけど本当に出さない、なんならオーケストリオンのほうが出したので…。
いやストーリー的にはアウラムくんたちを守るためにニーサンがディンギルスを錬成したしアウラムくんもニーサンに星の未来を託しているのはわかってるんですけどね。このデッキで暴れるニーサン(ロンギルス・ディンギルス・ギルス)を見ててほしいんですよ…。
入れたほうがいいかもな候補
《禁じられた一滴》
先攻制圧盤面を崩しつつ手札を墓地に送れるのが絶対強いんですがUR玉が足りなくて入れられませんでした。
おわりに
シャークデッキとは違って使用歴1ヶ月未満のにわか(のうえリンク初体験がマスターデュエル)ですが、先攻でも後攻でもめちゃくちゃ戦えるのでやはり環境をとった経験のあるデッキはすごいな…と思いました。
ちょうど先程あった紙のOCG制限改訂でディヴェルの緩和が発表されたので、マスターデュエルでも緩和して純構築をしやすくしてほしいです。